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Vol.1 Sharing Caring CULTURE

11/12/2018

日本人も外国人もフラットな関係で活動を

 

 

 

Sharing Caring Culture (SCC)は、横浜市北部に位置する都筑区、青葉区、緑区を中心に活動しているグループで、地域の団体と連携しながら、料理、アート、ファミリーイベントなどを通して地域の住民と外国人住民をつなぐ活動しています。

 

SCCの活動の大きな特徴は、「日本人も外国人もフラットな関係で活動していく」ことです。私が訪問した日は、VIDA English playgroupの開催日でした。会場には、代表である三坂さん、ボランティアのエレナさん(コスタリカ出身)のお二人の姿。三坂さんとエレナさんは簡単な打ち合わせをし、その後はエレナさんが中心となって参加親子を迎えます。「イベントの進行は、エレナさんに全てお任せしていて、私は受付をするくらいなんです」と三坂さん。現在、親子交流会を開催する立場であるエレナさんも、最初はSCCのイベントの参加者でした。お子さんが幼稚園に通うようになり、お子さんがいない時間をSCCのイベントでのボランティアとして過ごしています。「お子さんが幼稚園に通うようになって自由時間ができて良かったですか?」との私の問いに対しエレナさんは「息子とずっと過ごすことができた3年間はとてもとても幸せでした。今は幼稚園に行くようになって、息子がいない間は寂しく思っています。でも、SCCのボランティアをすることで、その寂しい気持ちが紛れるのです」と話してくれました。

 

 

 

 

少し遅れてソフィアさん(インドネシア出身)が到着。ソフィアさんもかつては参加者の1人でしたが、今はSCCを支えるスタッフの1人です。ソフィアさんもエレナさんの一緒に親子の輪に入るのかと思いきや、離れた場所からずっと親子を見守っています。「エレナさんのところに行かなくて良いのですか?」と私が尋ねると「私は入らないんです」との答え。三坂さんが「日本人が多いと外国人の人が入りにくくなってしまうので。ソフィアさんのような方がいることで、外国人親子が来た場合安心して参加してもらえるんです」と教えてくれました。この日は外国人親子の参加予約はなく、当日参加の外国人親子が来るか来ないかわからない状態だったのですが、「いつ外国人親子が来ても参加しやすいように」という理由でソフィアさんは都内のご自宅から駆け付けたのでした。そしてお昼に近づいたころ「子どもを迎えに行かなくちゃ」と一足先に会場をあとにされました。

 

 

 

三坂さんとSCCスタッフのみなさんは、活動のうえで「外国人が情報を見る」→「外国人がイベントに参加する」→「外国人がplayer(支援者)になる」こと、日本人も外国人もフラットな関係で活動をすることを大切にしています。「母国では、医師、弁護士など専門的なスキルを持って働いていた女性も、日本ではビザの理由でそのスキルを活かすことができない状況にある人が多くいます。SCCの活動で、外国人のみなさんが持っているスキルを活かして欲しいと思っています」と三坂さんは言います。ソフィアさんも母国ではメディアでライターとして活躍していましたが、日本ではそのスキルを活かせずにいました。

 

2017年に発行した子育てガイド“ Reference Booklet OYAKO ”も、SCCの日本人スタッフと外国人スタッフが共に力を合わせて作ったものです。

 

 

三坂さんはOYACOの作成について次のことを教えてくださいました。

「私たちは、ソフィア以外は編集の仕事をしたことがありませんし、情報リテラシーについて詳しくありませんでした。どのように作っていくかを考えたとき、『外国人当事者の声(your story)』を軸にしました。外国人当事者の声をすぐ聞くことができるのは私たちの強みでもあるので。子育て中、子育てを経験した外国人のみなさんがどのような情報を必要としているのかをベースに、情報を集めました。」

「日本人スタッフの視点と外国人スタッフの視点が異なり、意見が合わないこともありました。そのような状況の中で話し合い、歩み寄って作業を行った結果OYACOができました」

SCCスタッフのみなさんの和やかな雰囲気からは想像できない「意見の対立」もあった様子でしたが、そこはとことん話しあったそうです。このような話し合いができるのも、スタッフのみなさんがお互いを理解し合い、絆をもっているからこそではないかと感じずにはいられませんでした。

 

三坂さんは、SCC活動について「日本人-外国人間のコミュニケーション・インフォメーションギャップを埋められる場であってほしい」「外国人のみなさんが『自分のために何をしたいのか』の視点で価値を見出してもらいたい」と言います。

過去にイベントに参加した外国人の方が、その後イベントで主体的に母国の料理教室を開催するようになり、さらに自宅で料理教室を開いた事例もあるそうです。

 

「外国人のみなさんが、SCCの活動を通じて自分が持っているスキルを活かし地域で活躍してほしい」

SCCの活動に参加したみなさんが地域で活躍されることを、私たちも願わずにはいられません。

 

(文:多文化共生推進課 由田 弘美)

 

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