災害時の外国人支援

災害時の外国人支援

災害時には外国人への支援が必要です

3つの壁

言葉のわからない外国人にとって、災害時には3つの壁がより大きなものとなります。
1 言葉の壁
日常生活に馴染みのない、災害時特有の言葉がわかりづらい
『「タキダシ」ってなに?』
『「タカダイへヒナン」』って?​

「避難」などの漢語は外国人にとってわかりにくい言葉です

2 心の壁
自然災害についての経験や教育、また文化の違いから誤解が起きてしまう
『なぜ地面が揺れるの?』
『小さな揺れが繰り返し来るのはなぜ?』​

東日本大震災が起きたとき自衛隊の姿を見て戦争が始まったと思った外国人もいました

3 制度の壁
災害時における特別な仕組みや手続きがわからない
『外国人も避難所に行って良いの?』
『避難所に泊まるのはいくらかかるの?』

避難所の存在や避難所は誰でも行くことができることを知らない外国人もいます

<参考>熊本地震を経験した外国人の声/NHK

<参考>初めての大地震、外国人が「一番怖かった」こと 耐えた魔の24時間/withnews・朝日新聞

<参考>「今度は、絶対に、子どもを守らなければ」地震大国に暮らす外国人/withnews・朝日新聞

YOKE災害情報ウェブサイトの運営

地震と風水害に備えるための情報を掲載しています。災害発生時には、このサイトで新しいお知らせを発信します(自動翻訳機能付き)。

横浜市外国人災害時情報センターの設置・運営について

横浜市国際交流協会と横浜市は令和3年に協定を締結しています。

市域において大規模災害発生などにより、市の災害対策本部が設置された場合等、市からの要請により横浜市国際交流協会が設置・運営を行います。

横浜市外国人災害時情報センターについて

センターの設置場所
横浜市西区みなとみらい1-1-1 パシフィコ横浜 横浜国際協力センター5階
横浜市国際交流協会(YOKE)事務所内

センターの業務内容
​・多言語による相談対応、情報提供
・災害情報ウェブサイト等等での多言語での情報発信
・避難所等への通訳ボランティアの派遣
・災害発生に関する情報の翻訳

YOKE災害時通訳・翻訳ボランティアの登録

日本語の不自由な外国人等に対して、平常時や災害発生時に、防災・災害に関する情報の通訳・翻訳を行うボランティアです。
災害発生時の主な活動場所・内容
避難所等での外国人からの相談や質問の通訳等

地域の防災・減災啓発活動の取組への協力

地域グループ/団体・機関等が防災イベント/セミナーを実施する際、下記物品の提供・人材紹介等のサポートを行います。地域での防災訓練などに、外国人対応の視点を取り入れてみませんか?

対象 横浜市内の、自治会/町内会など、地域の団体/グループ、日本語ボランティア教室、国際交流グループ、在住外国人支援団体等の多文化共生グループ、学校・企業等

提供・貸出物品
※部数に限りがあります
在住外国人向け防災啓発パンフレット等、多言語表示シート、多言語表示シートゲーム、ビブス等

人材紹介等
(1)地域防災訓練/イベント/セミナー等で通訳が必要な場合、YOKE災害時通訳ボランティアの派遣が可能です。
(2)防災セミナー・イベントで外国人当事者の話が聞きたい場合など、スピーカーの派遣を行います。


※人材派遣に関わる謝礼・交通費等については、お問い合わせください。
※訓練やイベント等への参加者(外国人被災者役など)としての派遣はできません。

災害時多言語表示シートの活用を

災害時多言語表示シートは災害時に使用する用語を多言語に翻訳したシートで、外国人に大切な情報を伝えるためのツールです。横浜市内の各地域防災拠点・区役所・国際交流ラウンジに保管されています。

災害時多言語表示シートダウンロード

資料

災害に備えるための参考資料(YOKE災害情報サイト)

YOKE災害情報サイトでは、外国人の震災時対応に関する資料やリンクを案内しています。平常時の周知、いざという時のツールとしてご参考ください。

災害時音声データファイル

街頭でのお知らせなどに使える音声データです。 日本語のアナウンスに続いて、英語・中国語・韓国朝鮮語・ポルトガル語・スペイン語・タガログ語のアナウンスが3回ずつ繰り返されます。

この音声データは(一財)自治体国際化協会作成「災害時多言語情報作成ツール」を活用して編集したものです。

01「地震の警戒宣言が出されました。」(1.07MB) 

02「地震が起きたときの注意をお伝えします。すぐ、火を消してください。地震が起きたら、まず机の下などに身を隠してください。次に玄関などの扉を開けて脱出口を確保してください。揺れがおさまったら、周りの様子を確かめてから、落ち着いて近くの学校や行政の施設などに避難してください。
車を運転している人は、車を道路の左側か空き地に停め、エンジンをきってください。道の真ん中に、車を停めないでください。消防車、救急車の邪魔になります。避難するときは、車に鍵をつけたままにして、徒歩で避難してください。災害救援活動の妨げになる場合があります。」(11.1MB) 

03「避難指示が出ました。次の地域の人は避難してください。」(1.38MB)

04「さきほど大きな地震が発生しました。大きな余震があるかもしれません。すぐ火を消してください。揺れがおさまったら、周りの様子を確かめてから、落ち着いて近くの学校や行政の施設などに避難してください。この地震による津波の心配はありません。」(5.2MB)

05「さきほど大きな地震が発生しました。津波の恐れがあります。沿岸地域のみなさまは、海や川から離れて高いところに避難してください。」(2.78MB)

06「この地域に大津波警報が発令されました。直ちに高台に避難してください。」 ​(1.41MB)

07「この地域に発令されていた津波警報・注意報は解除されました。」(1.16MB)

08「崖が崩れている所は、次の通りです。」(0.86MB)

09「ガスが漏れている地域があります。ガスが漏れている地域は次のとおりです。」(1.42MB)


10「現在、停電している地域があります。停電している地域は次のとおりです。」(0.87MB)


11「電気のブレーカーを落としてください。ブレーカーが上がったまま電気が流れると火事になる恐れがあります。」(1.95MB) 【訓練用アナウンス】

12 「安全な場所に避難してください。地域には国籍に関わらず、毛布、食料、飲み物、薬、情報をもらうことができる避難所があります。宿泊することもできます。日本語でHINANJYOと発音します。避難所がわからない人は、近くの人に聞いてください。」(5.28MB)

13「ただ今より、防災訓練を行います。」(465KB)


14「防災訓練、防災訓練。」(486KB)


15「指示に従って、落ち着いて避難してください。」(539KB)

16「以上で、防災訓練を終了します。」(438KB)

公益財団法人横浜市国際交流協会(YOKE)
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